那覇市首里金城町にある金城町石畳道とは、琉球石灰岩で出来ている県指定名勝です。金城町石畳道は首里城から南西方向に続く石畳の道で、 琉球王朝時代の最盛期、第二尚氏王統時代の第3代国王であった尚真王が、16世紀初め1522年頃から南部や現在の那覇軍港方面への 交通路として整備したものが、造られた往時そのままの姿で残されているものです。 王統時代には約10kmにも及ぶ石畳の道が続いていたそうですが、 現在は金城町に赤マルソウ通りから金城ダム通りまでの約300mほどの区間だけ、琉球王朝の往時を偲ばせる 石畳の道が残されています。当時はこの道を真珠道(まだまみち)と呼んでいたそうです。 琉球王朝時代はこの道を国王が首里城から冊封使や外国の来賓と共に 琉球王家の最大の別邸である識名園へ向かうために使用した歴史があります。 この道はまた2001年に放映されたNHKの連続テレビ小説・ちゅらさんのロケが行われたことでも有名です。 首里城からはかなりの急な下り坂の道となっており、 首里城の南側に位置する金城ダムや識名園方面へ向かいます。 石畳道の両側には古い石垣、赤瓦屋根の家屋などの沖縄情緒溢れる建物も多く存在しています。 また道沿いから少し入ったところには樹齢200年とも300年とも言われる大アカギの巨木があることでも知られています。 またこの石畳の道には、当時の琉球王朝の土木技術の粋が集められていて、真水の確保に苦労していた当時、 石畳の道に降り注いだ雨は地下に浸透する間にきれいに濾過され、傾斜を利用して共同井戸に集まる仕組みになっているそうです。
